Author: aruyoshi.

【遊戯王】インフェルノイド雑感

 2015年5月6日(水)に開催されたかみふく杯インフェルノイド】を使用したので大まかな感想を書こうと思います。

以前の記事で1枚のカードに対する考えを書きすぎて途中で力尽きてしまったため、今回はサクサクと進めて書ききるように頑張ろうと思います。

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今回は下記の6つの項目に分けて書いていきます。

  1. リスト
  2. 基本方針
  3. 各カード解説
  4. 想像と違っていたこと
  5. 改善点
  6. 終わりに

調整期間も短いため詳しい小技はあまり知らず、ためになることも書けないかもしれませんがどうかお付き合いください。

 

 

1.リスト

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使用デッキ【インフェルノイド】

 

メインデッキ(40枚)

モンスター(20枚)

インフェルノイド・ネヘモス

インフェルノイド・リリス

インフェルノイド・アドラメレク×3枚

インフェルノイド・ヴァエル×2枚

インフェルノイド・アシュメダイ

インフェルノイド・アスタロス×3枚

インフェルノイド・ルキフグス×3枚

インフェルノイド・ベルゼブル

インフェルノイド・シャイターン

インフェルノイド・デカトロン×3枚

デビル・フランケン

魔法(13枚)

ブラック・ホール

ハーピィの羽根箒

異次元からの埋葬

ワン・フォー・ワン

名推理×3枚

モンスターゲート×3枚

ライトニング・ボルテックス×3枚

罠(7枚)

虚無空間

破壊輪

激流葬×2枚

強制脱出装置×3枚

 

エクストラデッキ(15枚)

青眼の究極竜

ナチュル・エクストリオ

異星の最終戦士

幻竜星-チョウホウ

閃珖竜 スターダスト

スターダスト・ドラゴン

ブラック・ローズ・ドラゴン

スクラップ・デス・デーモン

大地の騎士 ガイアナイト

ギャラクシーアイズFA・フォトン・ドラゴン

No.62 銀河眼の光子竜皇

竜騎士 フェルグラント

幻獣機 ドラゴサック

シャーク・フォートレス

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン

 

サイドデッキ(15枚)

人造人間-サイコ・ショッカー

エンド・オブ・アヌビス

霊滅術師 カイクウ

ライトロード・マジシャン ライラ

幽鬼うさぎ

ツイスター×2枚

サイクロン×3枚

手違い×2枚

スキル・ドレイン×3枚

 

 

2.基本方針

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 このデッキは《名推理》、《モンスターゲート》等のモンキーパワーカードを叩きつけ、インフェルノイド・デカトロン》等の下級インフェルノイドを使い相手の盤面を荒らしたり、ハイスペックな上級インフェルノイド達でライフを削ることのできる速度の早いデッキです。

使用以前はモンスターのサイズが大きいだけで直線的な動きしかできないゴリラデッキだという印象でした。

しかし、インフェルノイド・デカトロン》というカードがマッチを通して強く、状況に合った効果をコピーすることで様々なシチュエーションに対応することができるため、柔軟な動きが可能となりました。

また、チューナーであることも素晴らしく、シンクロモンスターでの解決も考えられるようになります。

メインのモンスターは最上級2枚、上級6枚、下級8枚に加えて通常召喚可能な下級を4枚で構築していて、《名推理》《モンスターゲート》等のパワーカードを強く使うことを意識して構築しました。各項で採用枚数の理由を詳しく書いていこうと思います。

魔法・罠は《M・HERO ダーク・ロウ》《星守の騎士 プトレマイオスを少ない損失で処理することを最も意識し、更に以下の3つの点を満たすようなカードを採用しました

  1. パワーカードを引くまでの時間を稼いでくれる
  2. 盤面を固めた優勢時にも効力を発揮する
  3. 広くどのデッキにも使える

《ブラック・ホール》《ライトニング・ボルテックス》の手から直ぐに打つことができる全体除去を計4枚、後伏せでも十分機能する《強制脱出装置 》《激流葬》《破壊輪》を計6枚と一般的な構築よりも豊富に前面除去枠を設けています。

先ほど述べた前面脅威は、インフェルノイド・アドラメレクの手からの素出しや、除去効果を持つ下級のインフェルノイド・ルキフグスインフェルノイド・ベルゼブルでも対処が可能ですが、それらは要求コストが限定されていますので手札状況によっていつでも出せる訳では無く、更に《強制脱出装置》の格好の的となってしまうため、あまりシチュエーションを選ばずに発動できるものを選びました。(上級を処理された場合実質2:1交換されたことになるため)

《ライトニング・ボルテックス》の部分は非常に悩んで選びました。《闇の護封剣》《皆既日蝕の書》のほうが『損失を少なく処理』という目的には合致しているのですが、余計なアドバンテージを取られる可能性(例:《センジュ・ゴッド》)や横の処理を強要される点、必要のない相手にはとことん必要がないという点を考慮し、《ライトニング・ボルテックス》としました。《M・HERO ダーク・ロウ》以外のモンスターを破壊する場合にはインフェルノイドモンスターをコストとすれば実質ノーコストで打てる場面に多々存在するため、自分はこのカードを採用したことに後悔はありません。被りを考慮すれば《ライトニング・ボルテックス》2枚に《皆既日蝕の書》1枚のようにすればよかったかもしれませんが、幸運なことにそのようなシチュエーションはありませんでした。

 

派手な動きをする分、動けていない場合はすぐにライフが削りきられてしまうと思いがちですが、自分のフィールドが上級インフェルノイド+下級インフェルノイドの時に相手が下級を戦闘破壊しに来た場合、そのモンスターが上級インフェルノイドよりもパワーが低ければ下級をリリースすれば戦闘ダメージを0にしつつ相手の墓地のカードを1枚除外することが可能ですので、合理的にライフカットすることができます。

このデッキはしばしば本当にどうしようもない手札が与えられることがあり、その際に前のめり気味な展開orがら空きという状況となってしまいます。

後者のプランを採る場合、いつも以上にライフ支出に気を配らなければならないため、このライフカット手段は基本として覚えておいて損はないと思います。

 

自分は今回、2本目以降に《王宮の鉄壁》アーティファクト・ロンギヌス》等の除外メタカードが飛んでくることによるゲームスピード低下を考慮し、『《スターダスト・ドラゴン》《スキルドレイン》』や『《閃光竜 スターダスト》《虚無空間》or《手違い》』での抑えこみプランを採ることが出来るようにしています。ゲームが長引けば長引くほど、各種永続罠を維持することがそのまま勝ちに繋がると考えてのプラン選択でした。

横に上級インフェルノイドも立てることができればそのまま2キルや3キルも見込めるためこのプランを採ったのは良かったと感じています。

 

先攻後攻の選択では、 《名推理》/《モンスターゲート》を引けるかどうかはゲームの勝敗に大きく関わってくるため、極力これらを引き込むためにVS【HERO】以外ではマッチを通して全て後攻を選択していました。

VS【HERO】では、1枚のドローよりも《M・HERO ダーク・ロウ》《星守の騎士 プトレマイオスを処理する手間のほうが重いと判断したため、先攻を選択するようにしていました。(大会では1度もHEROとは当たりませんでしたが……)

 

 

 

3.各カード解説 

 

●モンスター

 

《インフェルノイド・ネヘモス》

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《ブラック・ホール》内蔵の最上級インフェルノイドです。

多くの罠を敷いている際の《ハーピィの羽根箒》や、残存リソースの少ない状況での全体除去を事前に3枚コストを支払うことで解消できます。ATK/DEF共に3000とサイズも申し分ないです。

しかし最上級インフェルノイドは強力な効果の代償として3枚コストを求められるため序盤で展開し難く、かさばると負けに繋がりやすいです。

このカードを採用しない場合、メインデッキで戦闘破壊が可能なラインが相打ちを除けば2800になってしまうのがネックだと感じたため採用しました。《ヴァルキュルスの影霊衣》が環境に存在するため、ATK2900のモンスターを破壊できるかどうかは非常に重要だと判断しました。

実戦ではETで自分が《スキル・ドレイン》発動下で場のモンスターをリリースして魔法罠を無効にする効果のみを使用しました。相手のリソースは少なく、発動されたカードは《ブラック・ホール》だったため、このカードでなければいけませんでした。

2枚採用している人から1枚も採用していない人もいるため、枚数は好みだとは思いますが自分は1枚採用で満足しています。 

 

《インフェルノイド・リリス》

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《大嵐》内蔵の最上級インフェルノイドです。

インフェルノイド・ネヘモス》と同じく、3枚コストのため序盤で展開し難いです。

そのままの運用も勿論、インフェルノイド・デカトロン》の効果コピー先としても優秀でデッキに1枚入っているだけで相手の動きを強く縛ることが可能なため重宝します。

先攻での展開の《神竜騎士 フェルグラント》《インフェエルノイド・リリスはなかなかに強力な盤面で、《名推理》《モンスターゲート》で沢山のインフェルノイドモンスターが落ちた場合は積極的に狙っていく展開です。

インフェルノイド・ネヘモス》を抜きこのカードの複数投入を検討しましたが出来るだけ広い選択肢を取りたかったため、1:1の比率で採用しました。

インフェルノイド・ネヘモス》と比べて魔法・罠で対処出来ない部分に触れることができるため、3枚のコストを払うに見合った強力な効果だと思います。

 

《インフェルノイド・アドラメレク》

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《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》の2回攻撃効果を持つ上級インフェルノイド。

名前を間違えている人をよく見かけます。アドラメラクやアドラメルク、一番酷いのに至ってはアドメラルクV系バンドのような名前に間違えられていることさえあります。

優秀な効果に加え、レベル8な点も評価できるため3枚投入で問題ない性能だと思います。相手の場にエサが居れば3000ダメージ強は容易く持っていくことが可能なこのデッキのメインアタッカーです。墓地からも出てくる2回攻撃モンスターなため、ライフを削りに行くときはこのカードが絡む場面が多いです。

自身リリースの効果を自ターンにも使える点も強く、自分の盤面に邪魔なモンスターがいる場合にそのモンスターをリリースして場の総レベルを調整することで更に上級インフェルノイドを追加することが多々あります。

ランク8のモンスターはインフェルノイド・ヴァエル》をコピーしたインフェルノイド・デカトロン》と重ねて召喚するケースが多く、手札or墓地にインフェルノイドモンスターが1枚あればランク8+アドラメレクの場になり致死量のダメージを与えることが出来ます。

地味ですが《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》とこのカードで8100ダメージを与えることもできますので、頭の片隅に置いておくと機会はあるかもしれません。

 

《インフェルノイド・ヴァエル》

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ゲーテの魔導書》の3枚効果内蔵の上級インフェルノイド。

素で出して除外効果を使用したり、インフェルノイド・デカトロン》の効果で落としてレベルを8にしつつランク8へ繋げたり、ランク7になったりと何かと器用な動きが可能なモンスターです。効果が効果ですので相手の罠を誘い出すことができるため、地雷を踏みに逝く(誤変換ではない)ことも沢山ありました。

ステータスもATK2600と優秀で、【HERO】【星因子】【ヴェルズ】等のランク4系のデッキ相手にはめっぽう強く、突っ立っているだけで相手はランク4(ライトニングやカステル)or罠での処理を強要することが出来るので、それをうまく弾くことができればこのカードのみで勝ち切ることも可能です。 

ランク8へ向かいたいときにはデッキに存在することが重要なため、複数枚投入しております。3枚投入も十分考えられるカードですが、デッキ内にレベル6インフェルノイドモンスターが入っていないためエクシーズ召喚にインフェルノイド・デカトロン》を絡めることができないということが多少使いづらさにつながっていると判断しての2枚投入でした。

しかし、実戦では2戦目以降はインフェルノイド・デカトロン》に無効スペルを当てられてレベル1のまま場に存在することが非常に多かったため、サイド後のプランとの関係上3枚投入でもさして問題はなかったなと思っています。

効果は強力ですし、デッキ内に上級インフェルノイドを多く搭載することは《名推理》《モンスターゲート》のカードパワーを上げる要因にもなるため、多少無理にでもスロットを空けて3枚投入しておけばよかったです。

 

《インフェルノイド・アシュメダイ》

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モンスターへの攻撃時でライフを与えた時にハンデスができる上級インフェルノイド。

ステータスはATK2200と低い割に他の上級と同じ除外コストを要求されるため見劣りしますが、レベル5のインフェルノイドがデッキ内に存在するということが非常に重要なためです。インフェルノイド・デカトロン》のコピーの選択肢を増やすことで広くエクストラモンスターに盤面の解決を求めることができる点を高く評価しました。

しかし、前述した通り他の上級と比べてコストパフォーマンスが悪い点、単体ではどうにも仕事が果たしにくい点から1枚としました。

インフェルノイド・アスタロス》をコピーしたインフェルノイド・デカトロン》で相手の魔法/罠を除去してこのカードを送り出し《シャーク・フォートレス》となってライフを大幅に削ることが可能です。《シャーク・フォートレス》インフェルノイド・アドラメレク以上のパワーを持つモンスターに効果を付与すれば8000以上のライフを削ることもできます。

実戦ではVS【影霊衣】《センジュ・ゴッド》を戦闘破壊し1ハンデスを取り、その1枚が響いてゲームに勝利しました。もし儀式魔法を落としてしまっていても、上級インフェルノイド共通効果でその場にそぐわないモンスターを除外をすれば問題ないため相性の良いカードだと思います。

 

《インフェルノイド・アスタロス》 

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《サイクロン》内蔵の下級インフェルノイド。

消費枚数も少なく、効果も相まって《名推理》/《モンスターゲート》の絡まない場合の初動で罠を相手のカードを破壊した後でもATK1800は下級としてまずまずで戦闘破壊されにくく、場にいる限り何度でも破壊効果を唱えられるため強力です。

やることは単純ですが、《モンスター・ゲート》を安全な発動のため魔法/罠を踏みに行く際などに素出し、もしくはインフェルノイド・デカトロン》で効果をコピーしよく使うため、3枚投入しました。

他のデッキでは頻繁に登場するランク4ですが、このデッキだと意識していないとあまり出せません。インフェルノイド・アドラメレクの項で記述した《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》とのコンボはとても限定的なものであると言えます。

 

《インフェルノイド・ルキフグス》

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モンスター限定《サンダー・ブレイク》内蔵の下級インフェルノイド。

環境に蔓延している《星守の騎士 プトレマイオスに乗った《星輝士 セイクリッド・ダイヤ》《M・HERO ダーク・ロウ》を処理してくれる素直に強い縁の下の力持ちモンスター(?)です。特に《M・HERO ダーク・ロウ》はこのデッキのパワーカードたちを押し黙らせる能力を持っているので早々に葬りたいのですが、そういうシチュエーションにおいてこのカードは最高です。

クリフォートモンスターの処理は効果の関係上無理ですが、《ディサイシブの影霊衣》《ヴァルキュルスの影霊衣》など、影霊衣の高打点モンスターを展開のついでに処理できるのも評価できます。

レベル8シンクロモンスターは粒揃いで、多様なシチュエーションに対応可能なため、自分のプランや採用カードに合ったモンスターを容易に繰り出せるためインフェルノイド・アスタロス》をコピーしたインフェルノイド・デカトロン》と混ざってレベル8シンクロモンスターになることができる点も高評価です。(被コピーモンスターと場に出るモンスターは順不同)

致命的な部分に触ることも出来、《名推理》/《モンスターゲート》を持てていない際にも強いため3枚投入しました。 

 

《インフェルノイド・ベルゼブル》

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表側限定のバウンス効果を内蔵している下級インフェルノイドです。

破壊耐性持ちの邪魔なエクストラモンスターを戻すときや、ライフを削るために相手のモンスターを手札に戻すとき、《機殻の生贄》や永続罠等の厄介なカードを戻すときに使用します。

インフェルノイド・ルキフグスとほとんど役割が被っており、破壊でない点で多少見劣りするものの、レベル2である点とバウンスでなければならないシチュエーションが発生し得る点を考慮しインフェルノイド・デカトロン》のコピー先としては重要と判断したため1枚投入しました。

一般的なリストでは2~3枚投入されていますが、複数枚必要な場面にも遭遇しなかったため1枚です。

実戦では、VS【クリフォート】において名推理で《人造人間-サイコ・ショッカーが登場している時、相手の《機殻の生贄》を戻した後にインフェルノイド・アシュメダイ》をコピーしたインフェルノイド・デカトロン》と混ざり《閃光竜 スターダスト》となりダメ押しをしただけでした。 

 

《インフェルノイド・シャイターン》

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裏側限定のデッキバウンス効果を持つ下級インフェルノイドです。

現環境で最もシェアの高い【影霊衣】に対しては使うタイミングの殆ど無いモンスターですが、環境2番手の【HERO】【星因子】に対してはそこそこの効力があります。

単体での使いにくさは否めないのですが、インフェルノイド・デカトロン》の効果コピー先の1つとして投入しました。自分は《闇の護封剣》《皆既日蝕の書》を投入していないので特に使いにくさが目立ちましたが、

実戦ではこのカードが引けていたことで《大地の騎士 ガイアナイト》にシンクロしそのままワンキルすることが出来ました。この部分がインフェルノイド・ベルゼブル2枚目だとしてもワンキルできる点は何も変わらないですが、前述の通りインフェルノイド・デカトロン》の効果コピーを重視していたため、それよりは幾らかマシ程度のカードでした。 

【補足:『インフェルノイド・ベルゼブル》2枚目でもワンキルできる』】

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もし、実戦で引いていたのがインフェルノイド・ベルゼブルだとしても、同様の手段でインフェルノイド・アスタロス》をコピーしたインフェルノイド・デカトロン》とシンクロして《スクラップ・デスデーモン》となれば済むため。

このカードを投入していない場合の《大地の騎士 ガイアナイト》が登場するパターンは以下の3つのみ(★=デカトロン)。

  1. ☆5+★1
  2. ☆3+★3
  3. ☆2+★4

1のパターンのみ《大地の騎士 ガイアナイト》でなければいけないが、それ以外のパターンでは、攻撃力が100大きく、ライフを削りきれなかった場合でもレベル7エクシーズモンスターにつなげることの出来る《スクラップ・デスデーモン》を出すため、必然的に《大地の騎士 ガイアナイト》が場に出る回数は減っていきます。

ですが、このカードがデッキ内にあることによってインフェルノイド・デカトロン》が好きな下級をコピーした後に下級インフェルノイドを出した場合にどのような組み合わせでもバニラシンクロモンスターに変身できるようになる点を強く意識しての散らしでした。

 

《インフェルノイド・デカトロン》

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おろかな埋葬《ファントム・オブ・カオス》を組み合わせたような効果を持つ、通常召喚可能な下級インフェルノイドです。インフェルノイド】の要であり、このデッキジャンルを一躍環境デッキへとのし上げた張本人です。チューナーであるため、このカードによって様々なゲームプランを採ることが可能となりました。感覚的には【白黒シャドール】における《マスマティシャン》に近く、先攻先出しなどではやれることが少ないため「とりあえず出す」みたいなのはNGで、いかに広く盤面に触ることが出来るかでパワーが変わってくる印象です。《マスマティシャン》と違って戦闘破壊でのリソースリターンもないため、雑な使用は取れるアドバンテージも取り逃してし、謎の損失を招いてしまいます。

元々のレベルが1であるということも《エフェクト・ヴェーラー》《デモンズ・チェーン》等の効果無効系を当てられた後に上級インフェルノイドと混ざりやすいという点や《ワン・フォー・ワン》で召喚権を使わずに登場出来る点も評価できます。

よく「インフェルノイド】は推理ゲートだけだ」という旨の発言を目にしますが、このカードの登場によって一概にそうとは言えないデッキになったと感じています。

コピー元の数だけの多様な使用法がありますが、以下の5つのシチュエーションで役割を割り振っていました。

  1. 相手の場に何もなく、バニラシンクロモンスターを絡めてワンキルできる場合
  2. 相手の場に妨害が存在し、《名推理》/《モンスター・ゲート》を安全に発動したい場合
  3. 目立ったパワーカードはないが、罠もバランス良く引けている場合
  4. 目立ったパワーカードがなく、モンスターだらけの場合
  5. 魔法罠まみれの場合

1. 手札に下級インフェルノイドが存在し、且つ上級インフェルノイドを2体展開できるような場合

 

(全体的に後日書きなおします)

 

《デビル・フランケン》

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一般的にインフェルノイド・デカトロン》のほうが採用枚数が多いため《名推理》のレベル宣言は1と言われることが多く、このカードが入っていない場合《名推理》がただの大量墓地肥やしカードで終える(勿論それでも強力ですが)ことになってしまうことを考慮して投入したゴリラ・ゴリラ・ゴリラなスーパーゴリラモンスターです。

相手の持ち札次第では5000ライフ払うことでデュエルに勝利することができる場合があります。

《名推理》/《モンスターゲート》で出てきて単体でゲームを決めることが出来るようなモンスターを求めてこのカードを投入したのですが、結果的には失敗でした。

 と言うのも、そもそもの前提から間違っていて単体でゲームを決める必要など無くて、《カード・ガンナー》《ライトロード・アサシン ライデン》等のインフェルノイドと噛み合うシステムモンスター達を投入したほうが長い目で見た場合プラスに働くことが多かったように感じたからです。

このカードは《エフェクト・ヴェーラー》《ブレイクスルー・スキル》等のターゲット筆頭で、「先に上級インフェルノイド出しておけば問題ねーか」と軽い気持ちで投入しましたが、効果発動にチェーンで無効スペルを当ててくる訳も無く《名推理》/《モンスターゲート》でATK700/DEF500バニラが出てきただけになることが2度や3度ではなかったのが非常に気になりました。

このカードが絡んだ試合を詳しく振り返ってみると、《ナチュル・エクストリオ》で完封した1試合のみが「このカードでなくては勝てなかった」シチュエーションで、カードパワーの高さ故の警戒され具合が露骨に目立ちました。

このカード1枚のためにエクストラデッキを3枠圧迫している点も考えると文句なし採用というカードではないと思います。

 

 

●魔法

 

《ブラック・ホール》

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 昔から存在する汎用全体除去です。何度も述べた通り《M・HERO ダーク・ロウ》《儀式魔人 リリーサー》付きのネクロス儀式体等の前面脅威に非常に悩まされるデッキですので手から即打ちできる除去を強く評価しているため採用しました。展開後の手札が少ない状況でも1枚のみで確実に機能するカードという点でかなり重宝します。

 

《ハーピィの羽根箒》

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【影霊衣】以外の全ての相手に対して素直に強いです。

このデッキ特有の事象なのですが《名推理》/《モンスターゲート》で捲れてしまった場合、相手にとっては全破壊の脅威が無くなるためガバ伏せにリスクがなくなるため強気に伏せてきますのでそこは注意が必要です。

2本目のVS【影霊衣】ではこのカードをアウトし、《サイクロン》と変更していました。

採用リストは非常に少ないですが、《虚無空間》《王宮の鉄壁》《王宮の牢獄》 (後者はCS後に存在を知りましたが)という致命的な永続罠が存在する点を考慮し魔法罠破壊カードを全抜きにするのは抵抗があり、且つそういったカードに対してはチェーンして打てる《サイクロン》のほうが有用であると考えてのサイドチェンジでした。

 

《異次元からの埋葬》

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一般的なデッキにおける《死者蘇生》のような立ち位置のカードで、墓地残存リソースが0であっても上級インフェルノイド+それの登場コスト2枚を全てこの1枚で賄うことが可能です。墓地に上級もしくはそれのコストとなるモンスターが存在していれば、実質《死者蘇生》1.5回分となります。今まで述べている通り上級インフェルノイドの単体性能は高いため色々と使い回しの効くようになるこのカードは大変良いです。

止むを得ず序盤にコストとして最上級を除外してしまったが盤面解決に必要!となった場合にそれを呼び戻せるカードは70枚のうち、このカードのみです。

《名推理》《モンスターゲート》が機能していた場合は勿論、それらのないジリ貧ゲームにおいて非常に強力なため、「回りすぎて使うまでもない」という場面以外では弱い場面はなく、助けられることばかりです。 

 

《ワン・フォー・ワン》

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召喚権を使わない4枚目のインフェルノイド・デカトロン》です。

召喚権を使わないという点がキモで、インフェルノイド・デカトロン》+《ワン・フォー・ワン》アーティファクト・ロンギヌス》《王宮の鉄壁》《王宮の牢獄》などの有名かつ致命的なインフェルノイドメタをすり抜けてランク8エクシーズに繋げることができます(条件:デッキ内のインフェルノイド・ヴァエル》が2枚以上。同様の手順でランク4,5,9も可能)。攻め手を作り出せないと相手が考えている場面で突発的に《ギャラクシーアイズFA・フォトン・ドラゴン》というモンスター破壊効果を内蔵する4000打点モンスターを作り出せる点は評価できます。

《デビル・フランケン》+《ワン・フォー・ワン》でも《ナチュル・エクストリオ》の横に《閃光竜 スターダスト》等の防御モンスターを並べることが出来るため、相性も◎です。この布陣を突破するためによく使われる《ファイヤー・ハンド》&《アイス・ハンド》や、《エキセントリック・デーモン》を意識する場合は《スターダスト・ドラゴン》を横に立てておけば安全です。

コストとして上級インフェルノイドを捨てて発動すれば実質ノーコストで捨てた上級の登場条件を満たせます。(インフェルノイド・デカトロン》で上級コピー→自身リリース)

 

《名推理》

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 強いです。

 

 

《モンスターゲート》

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このデッキの2大引き込みたいカードです。

リリースコストの優先順位は以下です。

①最上級コピーのインフェルノイド・デカトロン》《デビル・フランケン 》③下級インフェルノイド ④上級インフェルノイド

特に小賢しい使い方も無いと思います。もし《名推理》と共に握ることが出来た場合は、採用カードで通常召喚可能モンスターを見破られる可能性も考慮して《名推理》発動後に

使ったほうがいいです。

 

《ライトニング・ボルテックス》

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手札コストを必要とする全体除去です。殆どのデッキから《星守の騎士 プトレマイオスが出てくるため、これに対する対策は必須です。(2.基本方針に記述済)

この枠の対抗馬として《闇の護封剣》《皆既日蝕の書》があり、自分は《闇の護封剣》を投入していた時期もあったのですが、最終的に僕がこのカードを選択した理由は以下の3つです。

  1. 多少の劣勢時でもゲームをひっくり返すパワーがあるため
  2. (最)上級以外を捨てても登場コストとして使えば実質ノーコストなため
  3. 他の2つでは裏にしても+αの破壊手段が必要なため

使っていて特に感じたのは3の部分で、《闇の護封剣》では2体以上の標的がいる場合に下級インフェルノイドでは解決できないため、裏にしたモンスターを処理できるかどうかが不確定なことが不満でした。

《サイクロン》1枚で解決手段を消されてしまう点も非常に厄介で、有効になるかどうかが相手のプレイに左右されてしまう点もマイナスポイントで、コストパフォーマンスの良いカードを追いかけているようで実は無駄な消費を強要されている感がたまらなく嫌だとも感じたため《ライトニング・ボルテックス》としました。雑に3枚投入してしまいましたが、被りで困るシチュエーションは1,2度程度しか遭遇しておらず、今のところは満足しています。

 

 

●罠

 

《虚無空間》

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特殊召喚を永続的に封じることができるため、VSインフェルノイド】やVS【影霊衣】で活躍します。

《閃光竜 スターダスト》との組み合わせが非常に強力ですので他のデッキの使うそれよりも場に長く居座れるため、ペースを握りやすいです。自分の展開を妨げてしまうと思われがちですが、前もって上級インフェルノイドも共に展開しておけば無理なく運用可能です。そのまま2キルまで持って行くことも珍しくないため、このカードを引いた場合は真っ先に《閃光竜 スターダスト》の擁立を考えてしまうくらいです。

 

《破壊輪》

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ゲームを加速させるフリーチェーンの汎用モンスター除去です。

各種インフェルノイドは自身の制約効果のため、バニラモンスターが絡まない限りは1ターンに減らせるライフポイントは5800が上限です。(インフェルノイド・ネヘモス》+《インフェルノイド・アドラメレク)

しかし、このカードを事前に相手の中型サイズ(2400くらい)以上のモンスターに放っておけば、少ない損失で手軽にライフポイントをキル圏内まで落としこむことができます。相手ターン限定とはいえ、フリーチェーンなため、厄介なモンスターを退ける手段としても使いやすいです。

ただ、こちらのライフポイントも飛んでいってしまうため、ライフポイントの少ない劣勢時などには使えない場面もよく発生するので、一長一短だと思います。採用の揺れるカード筆頭かと。

 

《激流葬》

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「汎用性の高い罠」といえば真っ先に名前の挙がる全体除去です。

先攻・後攻どちらでも使え、苦手な展開を防いでくれるため非常に重宝します。

自分のモンスターを巻き込むと他のデッキ以上の損失 (《名推理》/《モンスターゲート》が絡まなければインフェルノイドは1枚で登場することはないため) に繋がりますので、盤面を固めてしまった優勢時にはあまり強くないためフルで投入とは言えないと思います。

それでも何故投入しているかと言うと、劣勢時に強く、時間稼ぎとして十二分に機能するためです。

ジリ貧ゲームの発生しやすいこのデッキにおいて、1枚で複数枚を除去できることは重要です。《閃光竜 スターダスト》との組み合わせも相手に損失を強要できるため大変良いです。

 

《強制脱出装置》

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盤面を固めた後と劣勢時のどちらの場面でも強く打てるフリーチェーンの強カードです。

特定のデッキに対して弱すぎるということもなく、致命的なモンスター共を弾いていけるため3枚フルで投入しています。最上級インフェルノイドや《神竜騎士 フェルグラント》の後ろにこのカードを配することで、相手の数少ない解答を消しに行きます。

効果無効を受けたインフェルノイド・デカトロン》を戻す事も可能ですので、共に引いている場合はインフェルノイドの登場コストを賄うような使い方をすることもできます。

《デモンズ・チェーン》《サンダー・ブレイク》のようなこのカードと似た立ち位置のものを更に搭載したいと考えているのですが、最大の違いとしてこれらには相手の展開を捲るパワーは備わっていないと思っているため採用できずにいます。

 

エクストラデッキ

基本的にインフェルノイドモンスターはバラして盤面に置いておいたほうが強い場面が多いため、登場頻度は低いです。

そのため、以下の3つの点を意識して構築しました。

  1. 最上級と合わせて立てて強い
  2. ワンキルに関わることが出来る
  3. 痒いところに手が届く

こう書いておいて何なのですが、今回のエクストラデッキは本当にボロボロで、先の3つの項目に当てはまるモンスターをバランス良く投入しておけば問題ないだろうと皮算用をしてしまったことが大問題でした。登場頻度が低いからこそ、エクストラがなければ出来ない働きをするカードをピックアップして入れておくべきでした。

勝った試合も思い返せば『《炎魔竜 レッドデーモン》があればもっと楽に勝てた』とか『結果的に《名推理》の落ちが強くて勝てたものの弱かったら《スクラップ・ドラゴン》が無くて負けていた』と散々なものでした。

《デビル・フランケン》の融合枠を3枠取りましたが2枠に抑えてレベル8シンクロモンスターを投入すれば良かったなとその点も後悔しております。

 ※名前の横の数字は優先順位です。ぶっちゃけ上位5位以外は全部まるっと見直しレベルです。

 

《幻竜星-チョウホウ》  (11)

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主な登場方法は以下の3つです。

  1. ☆8 + ★1  ( 《エフェクト・ヴェーラー》等の無効を受けた場合)
  2. ☆7 + ★2  ( インフェルノイド・シャイターン》コピー)
  3. ☆4 + ★5  ( 《《インフェルノイド・アスタロス》コピー)

インフェルノイド・アシュメダイ》+《インフェルノイド・ルキフグス(どちらかがコピー体)で出す場合は効果上のアンチシナジーが起こるため殆どやることはありませんでした。

3が一番ピンと来ないと思うのですが、この組み合わせで出てくるこのカードは登場前に好き放題バックを割っているため後起きの《強制脱出装置》以外では処理をされても返しにインフェルノイド・デカトロン》+ 好きな上級インフェルノイドが確定するため、『《名推理》/《モンスターゲート》のない場合はなるべく時間を稼ぎながら少しでもライフを減らしておく』というメインプランに合った採択だと思います。

《幽鬼うさぎ》でのサーチ妨害、インフェルノイド・デカトロン》で上級インフェルノイドを落としたいため、2本目以降のVS【クリフォート】で使用します。ATK2800は及第点です。

 

《閃珖竜 スターダスト》  (2)

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レベル8シンクロモンスターは登場方法が多岐に渡るため、高頻度でエクストラデッキに解決を求めることが出来ます。

攻守どちらも任せられるオールラウンダーで、マッチ通して非常に安定した強さでシンクロモンスターの中だと使用頻度が最も高いです。

永続との相性は勿論、インフェルノイドを破壊から守りつつランク8エクシーズモンスターへと繋げることも可能です(守るモンスターが上級の場合2枚分の登場コスト削減)。

しかし、現在流行っている《激流葬》《強制脱出装置》両方にあまり強くないため登場タイミングは考えものです。

 

《スターダスト・ドラゴン》  (3)

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主に2本目以降に使用しますが、しばしば1本目でも登場します。罠が7枚と比較的搭載枚数が多めですし、《ハーピィの羽根箒》負けを防止しなければならない場面も出てくるためです。殆どの環境デッキに搭載されている《激流葬》を気にせず最上級と共に出せるという理由もあります。

これは自分が以前思っていたことと違ったのですが、《エフェクト・ヴェーラー》等の効果無効系は2本目以降でも残っている場合が多く、インフェルノイド・デカトロン》がバリバリ無効にされていったので余計に登場タイミングが多かったです。

VS【影霊衣】《スターダスト・ドラゴン》、《インフェルノイド・アドラメレク》、《スキル・ドレイン》、《強制脱出装置》でそのまま2キルに貢献しました。

 

《ブラック・ローズ・ドラゴン  (10)

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全体除去枠です。《励輝子 ヴェルズビュート》と悩んだ枠で、出しやすさと通常召喚《クリフォート・ディスク》を流せる点、そのままライフを削りにいける点を評価してこちらにしました。

シンクロ素材で剥がしきれなかったバックを更に剥がすために投入しているため、どれかが途中で罠を踏むと勿論召喚まで行き着かないのでこちらも登場はレアケースです。素材となるモンスター的にバラして放置しておいても特に問題はないのですが、テンポを買っているというような認識です。

同様のシチュエーションでレベル8シンクロも狙えるので《スクラップ・ドラゴン》で替えが効くのではと言われると「絶対に必要!」とあまり言えないのが悲しいところです。

今後出るなら入れ替えたいと思ってるくらいなんで……

 

《スクラップ・デス・デーモン  (5)

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バニラシンクロモンスターです。

レベル査定的には居ないもの扱いですので、雑にインフェルノイド・アドラメレク2体並べてアタックすれば8000ダメージを超えることができます。

インフェルノイド・シャイターン》の補足部分で書いたように《大地の騎士 ガイアナイト》と登場シチュエーションがかなり被っていますが、どのような組み合わせでもバニラシンクロモンスターを繰り出せるようにしたかったため、どちらも採用しています。

レアシチュエーションですが、事前に墓地へ行っていれば《スクラップ・ドラゴン》が破壊された時に特殊召喚が可能です。一度もその場面に出くわしたことがありません。

追記:《スクラップ・ドラゴン》の効果を勘違いしていました。申し訳ありません。

 

《大地の騎士 ガイアナイト》  (4)

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バニラシンクロモンスターです。内容は《スクラップ・デスデーモン》と同様のため割愛。

槍が絶望的にダサいです。体育の時にグラウンドに置かれていた赤のカラーコーンを思い出させます。でも馬の角の部分とかは金色のガッシュのウマゴンみたいで好きです。

 

《ギャラクシーアイズFA・フォトン・ドラゴン  (9)

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《No.62 銀河眼の光子竜皇》の上にライドする2枚1セットのエクシーズモンスターです。

前駆体の《No.61 銀河眼の光子竜皇》にはダメージに関するデメリット効果があるため、ダメージを与えたい場面ではこのカードが必要になってきます。

モンスターを1枚選んで破壊とシンプルな効果ですが、目的と合致していますし、打点の高さも相まって非常に魅力的なカードです。ランク8故に追加で横にモンスターを立てることも可能ですので、ET逃げ切りに使うことも出来ますし、問題の1つであるATK/DEF3000以上のモンスターの撃破もこなせるため入れておきたいカードです。

 

《No.62 銀河眼の光子竜皇  (8)

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競合である《No.107 銀河眼の時空竜》ではなく、このカードを選んだ要因は以下の2点です。

  1. 無効化効果を強く使える場面が少ないこと
  2. VS【列車ドール】ではATK4000以上を求められること

《ギャラクシーアイズFA・フォトン・ドラゴン》の前駆体で、ただ乗られるだけと思われがちですが、守備表示の《No.81 超弩級砲塔列車 スペリオル・ドーラ》を超えるというこのカードにしかできない役割があります。ランク4よりもランク8のほうが登場機会が多いため、同じ2枠でも《SNo.39 希望皇 ホープ・ザ・ライトニング》セットよりもこちらを投入しました。

基本的にはすぐにライドするため、このカードの効果を使うのはVS【列車ドール】のみです。

 

《神竜騎士 フェルグラント  (1)

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攻守両面で活躍する使用頻度No.1の堅牢モンスターです。組み合わせとしてはインフェルノイド・アドラメレクインフェルノイド・デカトロン》で作られることが殆どです。

現存するどのデッキに対しても機能し、即決着なハイペースゲームでも罠を敷き合うスローゲームでも強いため評価は高いです。ランク4を多様するデッキでは単体で処理可能なカードが投入されていることは少なく、複数消費を余儀なくされるためこちらに優勢が傾くキーとなります。

ランク8のため、追加で隣にインフェルノイドを並べることも可能ですので、一度場に出れば広く盤面を睨んでくれます。このカードを使える他のデッキより比較的容易に登場することが出来、素材に返し手と成れるモンスターが内在しているため無理なく運用可能です。

このカード+最上級インフェルノイドのように解決手段を縛りつつ罠でいなせるようにしておくと殆どの場面で2キルを狙えます。

 

《幻獣機 ドラゴサック  (13)

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ランク7枠です。《真紅眼の鋼炎竜》のほうが壁としての性能が高いため、破壊効果を重要視しての採用です。インフェルノイド・ヴァエル》で除去(戦闘破壊or効果除外)できないサイズのモンスターや《一回休み》等の致命的な永続罠を割りつつライフを削ることが主な目的でした。

インフェルノイド・ヴァエル》しか展開できない場面でのみ登場機会が訪れるため、使うことは稀ですが、有無で勝敗が変わる枠でもあると思います。今回の構築ではインフェルノイド・ヴァエル》を2枚しか入れてないので登場機会は一度もありませんでした。

調整段階でも前述の脅威を払いのけたとしても再度上級を展開するほどのリソースは残っていない場合が多く、結局こいつを処理されて終了みたいなオチばかりだったのが気になります。押し切り勝ちを考えるのなら《真紅眼の鋼炎竜》のほうが効果・ステータスの両面で適しているため悩ましい部分です。(2600×2+2800=8000)

 

《シャーク・フォートレス  (7)

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2回攻撃付与のランク5エクシーズモンスターで、ワンキルに使います。

インフェルノイド・アシュメダイ》を入れている最大の理由がこのカードの存在で、インフェルノイド・デカトロン》と共に引いても弱くない点が良いです。

相手の盤面事情に関係なく横にATK2800以上のモンスターを並べることで8000ライフを溶かすことが可能なため、雑なワンキルがよく発生します。

 

《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン  (14)

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インフェルノイド・アドラメレクとの2枚コンボで8100ダメージを叩き出せます。《ジェムナイト・パール》と比べて相手の盤面が関係するものの、少ない要求枚数でワンキル圏内に達することができる点を評価してこちらを選択しました。

《ジェムナイト・パール》の場合は横に上級インフェルノイドが2体以上展開できなければ8000には届かないので、強い時にしか強くないと判断し不採用としました。

広まっているレシピですとどちらも採用されていることが多いのですが、シンクロモンスターに枠を割きたいカードが多かったためやむなく1枚に絞りました。が、実際に遭遇したことは一度もなかったので、今後は《深淵に潜む者》との入れ替えを考えています。

 

《青眼の究極竜  (12)

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ビッグサイズのバニラ融合モンスターで、《デビル・フランケン》からのみ出てきます。

このカードでなければいけないという場面は以下の2つです

  1. 相手の場にモンスターがいるため上級インフェルノイドが更に2体必要
  2. ATK2799以上のモンスターがいるため、効率よくダメージを稼げない

1の場合はそれくらい強く展開できるのならば《サイバー・ツイン・ドラゴン》でも事足りることが多く、2の場合はデビフラを発動できない状況が多いはずと考えているため、あまりこのカードである必要性を感じていません。

実際、未だこのカードでしかいけないことに出くわしたことがなく、更に言えば《サイバー・ツイン・ドラゴン》のほうが状況を選ばずに多くのライフポイントを削ることが出来るため、今は入れ替えています。

 

《ナチュル・エクストリオ  (6)

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同一チェーン上でもほぼノーコストで何度も打てる魔法・罠限定《神の宣告》内蔵のモンスターで、《デビル・フランケン》が害悪認定されているのはこのカードのせいであると言っても過言ではありません。

カウンター以外の魔法・罠を全て弾いてしまうため、相手はモンスターでの突破を余儀なくされてしまいます。被害を受けないデッキは存在せず、【影霊衣】等の魔法で動くデッキでは、突破手段はほぼほぼなくなってしまうため非常に厄介だと思います。

大型モンスターでの突破を図ってきた場合は《強制脱出装置》で飛ばしたり《虚無空間》で蓋をしてあげましょう。

 

《異星の最終戦士  (15)

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失敗でした。ライフを5000払って魔法罠耐性のないこのカードに勝負を託すのはできるだけやりたくないプレイで、自分でもなんで入れていったのかイマイチわかっていません……。入れるとしたら《煉獄の死徒》はないといけないなと感じました。

一応VS【海皇】で使用するつもりで投入しましたが、あまりにも登場タイミングが訪れないため、今後は入れないと思います。

 

4.想像と違っていたこと

正直、こんなにも単発除去に弱いとは思っていませんでした。

【征竜】のように手からコストを支払ってもリターンのあるデッキではなく、イカれたテーマが乱立している第9期にはそぐわないただのコストパフォーマンスの悪い上級展開でしかありません。

《名推理 》/《モンスターゲート》を持っていない状態でバシバシ上級インフェルノイドを展開してしまえば《強制脱出装置》のような0:1交換としてデザインされているカードですら3:1交換の最強カードへと変貌してしまいます。

これをもう少し意識していれば落としていたセットも取れていたのかなと思いました。

例えばサイドデッキに《煉獄の死徒を入れておくとか、《王宮のお触れ》を入れておくだとか。

見えていなければならない弱点に気づくのがCS中だったのが終わってました。猛省です。


5.改善点

 エクストラデッキの項でも述べたのですが、採用基準がひどく曖昧で、使用した回数順のみにしか目を向けていなかった点がいけませんでした。

特に必要だなと思った3枚だけ書いていこうと思います。

 

《手違い》(メインデッキ)

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【影霊衣】【HERO】【クリフォート】と相手を選ばずに強く、自分が盤面を固めてから後ろに置いておくだけで返し手のサーチを封じることが出来ます。

特にVS【影霊衣】では、先んじて相手の墓地の高打点儀式モンスターや儀式魔法カードをバシバシ除外していくため、クラウソラスの影霊衣》等のサーチに合わせるだけで1:1交換が成立し、かつ《名推理》/《モンスターゲート》を引き込むための時間を稼いでくれます。

インフェルノイド・ネヘモス》との組み合わせが特に強力だと感じました。前面を除去しつつサーチを封じているにも関わらず、返し手が魔法罠以外に限定させれる点が魅力的です。

 

《スクラップ・ドラゴン》(エクストラデッキ)

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全てのカードを《サンダー・ブレイク》に変換することができます。

特にVS【影霊衣】に対して必要だと感じました。

《センジュ・ゴッド》+《ユニコールの影霊衣》で繰り出された《星守の騎士 プトレマイオスに加えて、手札に《ヴァルキュルスの影霊衣》を構えられている場合に必要だと感じました。

 

インフェルノイド・ヴァエル》を出せる状態で、インフェルノイド・デカトロン》の召喚に合わせて《星輝士 セイクリッド・ダイヤ》へと進化した場合、相手のプレイによって必要なカードが変わる点が気になったため、このカードを採用したいと感じました。

素早い除去が求められている際に(例:すぐにでも《名推理》を発動して倒したい)、攻撃表示で出された場合は《閻魔竜 レッド・デーモン》でも処理が可能なのですが、守備表示で出された場合はこのカードでしか処理ができません。

替えが効かない且つ試合を大きく左右する場合が多いため、必須とまで言えると思います。

 訂正:《閻魔竜 レッド・デーモン》は闇属性なので《星輝士 セイクリッド・ダイヤ》で無効にされます!すいません!

《真紅眼の鋼炎竜》(エクストラデッキ)

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インフェルノイド・ヴァエル》を3枚投入する場合は必須です。

投入している人は殆どいませんがツメの1枚としては最強で、《ギャラクシーアイズFA・フォトン・ドラゴン》インフェルノイド・ヴァエル》で6600ダメージを与えた後、《ギャラクシーアイズFA・フォトン・ドラゴン》を効果でリリースして、墓地からもう1体のインフェルノイド・ヴァエル》を出してこのカードへと成れば相手の動きをぐっと制限することができます。

2度の効果使用で破壊耐性持ちのこのカードを突破することは非常に困難なため、ほぼ勝ちみたいなものです。

他にも《クリフォート・ツール等の強力効果を持つペンデュラムモンスターを抱えるデッキに対しても強力です。スケール設置(500ダメージ)→効果発動(800コスト+500ダメージ)とバカに出来ないライフを単体で削っていきます。

自分も最初は半信半疑でしたが、意識してみると非常に登場機会が多く、とても気に入っています。苦手な【海皇】に対しても強いため、今後は更に重要なカードになっていくと思います。

 

 

6.終わりに

 

今回は初学者向けの記事として書いたつもりですので、わかっている方にしては「んなことわかってんだよ」と思ってしまうことが多く、日頃使っている方にとってはあまり読み応えのない記事になってしまったかと思います。あまりこのような長さの記事は書いたことがなかったので、良い経験となりました。

 

インフェルノイド】を使用する場合に覚えていく順番としては以下が望ましいかと感じました。

  1. 相手にされて困ることを知る
  2. 色々なキルパターン、盤面を強く固めることが出来る組み合わせを知る
  3. 有利に運べるような展開の仕方、ゲームのペースの掴み方を覚える
  4. 《名推理》/《モンスターゲート》を引くために日頃から徳を積んでおく

4は半分冗談だとして、CS等に出る場合はキルパターンを覚えておくのは使用者でなくとも有用であると思います。最後にインフェルノイド】について有用な記事を書いていらっしゃる方のブログを(勝手に)紹介して終わろうと思います。

 

 ADSレート1位経験者のオオカミさんのブログです。

採用候補のカードについての意見が詳しく書かれており、サクサクと読めてわかりやすいです。強い部分と弱い部分をしっかり書いてくれているため、取捨選択の参考にさせて頂きました。

特に1の部分を補いやすい記事となっています。

 

 かの有名なじょうじさんのブログで、インフェルノイド】の練習を始める際のとっかかりとしても、他のプレイヤーとの差を開くという意味としても非常に為になります。

特に2の部分を補いやすい記事となっています。

 

中途公開などいい加減な部分もありましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。

今後も少しずつ記事を書いていこうと思っていますので、気が向いた時にでも訪れていただけると幸いです。


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